二つの夢壊し
先日、三重大の瀬戸先生の講演を聞いてきました。
『思春期の子供たちにどうかかわるか』というテーマでした。
講演後に、「思春期が長くなっているのでは?」という質問をしてみました。
私自身が、子どもの発達段階に時間がかかり、これまでの発達論で想定している年齢よりも、実際にその発達段階に達したり、抜け出すのが遅くなっている感覚があり、先生がどう考えているか質問してみました。
その返答は、「同じ意見です」というものでした。
その回答の続きとして、思春期を抜け出すために、二つの夢壊しが必要だが、
それがなかなかできないとのこと。
二つの夢壊しとは、子どもの時に抱いていた夢(サッカー選手になりたいとか)と
親が子供に抱く夢(子供にこんな仕事について欲しい。とかこんな大人になって欲しいとか)
この二つの夢を壊して、現実的なキャリア選択をすることで
思春期を抜け、大人になっていくそう。
まさに、学生達が陥っている状態だと激しく同感しました。
特に、親が子供に抱く夢を壊すのが最近は大変です。
壊さないように選択した就職先だと、入社してからも社会人になり切れないために
3年で3割の離職率に繋がってしまうのとだ感じました。
子どもの幸せは親が押しつけるものではありません。
自分の夢を子どもに押し付けないようにご注意ください。
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